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SAITO HIROYUKI
Play equipment Seriese
Play equipmentとは遊具の事で、遊ぶことの出来ない遊具や玩具に見立てた彫刻シリーズ。
「安易で刺激的な遊具が子供たちの感性を奪っている」
ルドルフ・シュタイナーの著書の一文に感化され、日常に潜む危険性や現代社会の浮遊感を作品にしたものです。
掴まる所がないもの、刃物を持った攻撃的なもの、卑猥なもの、まるで遊ばれることを拒むような形状をしています。
Rocking Sculpture Seriese
「揺らぐ」をテーマとした不安定な形、抽象形態の彫刻。
僕らはそれまで確かなモノとされてきた、例えば大企業や社会保険制度といったものが「揺らぐ」のを経験しました。
また、産業や技術革命された現代をも地震や自然災害の前では簡単に「揺らぐ」を余儀なくされます。
そして、大量生産、情報過多の中で過剰に反応したり保守的になったり、僕らは「揺らぎ」ながら生活しています。
僕らは「揺らぐ」という感覚を共有できる体質ではないでしょうか。
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